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NO.9 2002/10/01
「中華のマナー」 |
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中国の人たちにとって、食事は人生の大きな楽しみの一つと言われています。
よく食べ、よく喋り、時間をかけて食事を楽しみます。また、お客さまを招いての食事に細やかな気を配り、もてなすのも中国人であり、中国料理でしょう。
お料理をいただく時のマナーについて、おさらいしてみました。 |
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<席次> |
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お客さまを招く場合、特に重要です。
話が弾むようにと、交互式がとられる場合が多いようです。
ターンテーブルは右回りが原則です。しかし最近はターンテーブルの使用が減ってきております。反対に西洋料理風に一人ずつ盛られることが増えてきております。
主賓が座るのは上座(出入り口から一番遠いところ)です。
料理、飲み物などをサービスするのも、まずは主賓からなので、誰が主賓、主催者なのかを把握しておかなければなりません。
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ターンテーブルはもともと料理を取りやすくするために出来たものですから、テーブルの上に置いていいのは大皿に盛られた料理、調味料、装飾の花だけです。酒、取り皿、グラス、下げる物などは置かないようにします。
ちなみに、手に持っていい物は、箸、レンゲ、御飯茶わんだけです。
中国人は箸の使い方が上手だからでしょう。喉に引っ掛かった骨も箸で取るとか。。。箸が使いにくそうな人には、スプーンやフォークを用意しましょう。
使い終わったサーバーはお皿の上に深く置きます。
上に向けて置くと、いかにも取りっぱなしの印象がします。 |
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<料理のコース> |
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西洋料理とは違い、調理方法(煮物、揚げ物、炒め物、蒸し物等)によるコースになります。
アラカルトで注文するお客さまには、調理法が重ならないようにお勧めしたいものです。中国料理でデザートにあたるのが『点心』です。
点心とは『心を点ずる』つまり料理を終えたところでここに一同に会することが出来たことへの感謝の気持ちをもう一度込める、というところからきているようです。 |
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<乾杯> |
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日本では最初の一回だけですが、中国では頻繁におこなわれます。
元来は前の料理を洗い流すと言う意味からだったようですが、今では関係なく、料理の合間、話の変わりに「カンパ〜イ!」とされるようです。 |
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<中国茶> |
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アルコールを飲めない人のためだけでなく、口の中や胃壁についたものを除去することから、お茶を飲むことをお勧めいたします。最近では烏龍茶、ジャスミン茶だけでなく、いろいろなお茶が飲まれるようになりました。
中国茶の専門店では、700gあたり数千円するお茶も珍しくありません。
食事中は作法にこだわらず、飲めばよいでしょう。 |
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