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北京料理 盛華亭
■住所:
〒606-8412
京都市左京区
浄土寺馬場町39-4
■電話番号:
075-751-7833
■フリーダイヤル:
0120-054-037
■営業時間:
PM 5:00〜PM 10:00
L.O. PM 9:30
■定休日:
・毎週月曜日
・第1, 3, 5火曜日
(ただし、祝祭日は営業)
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NO.7 2002/08/01
「ピータンについて」
卵は「完全食品」と呼ばれているように、人の体に必要な栄養素をまんべんなく含んでいる、優れた食品です。タンパク質、脂質、カルシウム、リンなどが豊富に含まれています。
ピータンは中華料理の前菜には欠かせないものです。
本来はアヒルの卵を加工するものですが、最近では鶏卵やうずらの卵をピータン風に加工した物も製造されております。
石灰、木炭、塩、茶、粘土(塗布用土)などを練って卵殻に塗り付け、モミガラをまぶします。塗布用土中のアルカリが徐々に卵内部に浸透し、タンパク質が変成し、卵白は褐色のゼリー状に固まり、そこに松の花のような模様があることから、「松花蛋」の名があります。
黄身は暗緑色になり、固まり具合により、硬心、柔心、糖心に分けられます。
青島ピータンに代表される一般的なピータンは独特のアンモニア臭があります。
<ピータンの作り方>
材料 卵 50個
塗布用土 塩350g 炭酸ナトリウム860g  消石灰250g
粘土・卵に塗れる量 木灰、茶、モミガラ・適量
材料をあわせる水
道具 貯蔵用のカメや容器
作り方
新鮮で無傷の卵を用意し、形、重さの近い物を揃えます。
加熱した湯の中で茶を煮だし、塩、炭酸ナトリウム、消石灰粘土、木灰をよく練り合わせ、お饅頭が作れる位の固さに調節します。
練り合わせた用土を卵の表面に厚さ1cm程度にまんべんなく塗り付け、卵が互いにくっつかないようにモミガラを付着させます。
容器に卵を一つ一つ丁寧に積み重ね、蓋をして密閉します。
ガスが発生することがあるので通気があるようにします。
気温15℃前後の冷暗所に貯蔵します。約2ヶ月程度で完成です。
(貯蔵中に強いアンモニア臭がしたら失敗です。)
昔は中国から、貯蔵用のカメごと輸入されてきました。
からになったカメを、傘立てにしたり、水を入れて金魚を飼ったりなんかしたものです。
今では箱詰めされて青島から送られてきます。先日、夷川の家具街をふらっと散策に出掛けたところ、このからのカメが結構な金額で売られていたのには驚きました。
人により好き嫌いのはげしいピータンですが、なれれば?きっと病み付きになりますよ。
貯蔵中に作られる、卵白のきれいな松花模様を探しに、盛華亭に御来店下さい。
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