戻る |
|
NO.3 2001/10/01
「中国茶について」 |
|
|
中国茶の歴史は酒と同様に古い。
豊かな自然が生み出した人類最古の飲み物であり、今日では世界中で様々なお茶が飲まれているが、全てのお茶の起源は中国にあると言っても過言では無い。 |
|
◎中国茶の分類 |
|
|
六大茶類…醗酵の種類により分類されています。 |
|
●緑茶 |
不醗酵茶(龍井茶、珠茶など) |
●青茶 |
半醗酵茶(鉄観音、烏龍茶など) |
●白茶 |
弱醗酵茶(白亳銀針など) |
●黄茶 |
後醗酵茶(君山銀針など) |
●紅茶 |
完全醗酵茶(キーマン紅茶など) |
●黒茶 |
後醗酵茶(プーアル茶など) |
|
|
日本でも烏龍茶が一般的に飲まれるようになり、かなりの年月が経ちました。
最近ではさらに色々な種類のお茶が手に入るようになりお茶そのものを楽しく飲まれる方も増えてきているようです。
ひとくちに中国茶と言ってもその原材料や製法には様々な違いがみられます。 |
|
○プーアル茶 |
|
|
なかでもプーアル茶は最上級のものとなると作り方は国家機密とされ、出荷数なども政府により決められているそうです。
茶葉を乾燥させる前に堆積し、麹菌の働きにより自然に後醗酵させます。古いもの程風味やアルカリ度が増して栄養価も高くなると言われております。
効能としては渇きやむかつきを抑え、お酒の酔いをさまし、消化を助けます。
油っこい料理と相性がよく、脂肪分を洗い流すといわれております。 |
|
○花茶 |
|
|
花茶はその名の通り、花のお茶のことです。花びらの日干しや薫製にしたものを茶葉の中にいれる、あるいは茶と花を堆積して香りを移します。風雅な嗜みは、女性に好まれるようで、女性に余暇がうまれたことと最近の花茶の種類と消費量の増加は無縁ではなさそうです。
茉莉花、梅花、水仙花、柚花などを用いた古典的な花茶に加えて、蘭花、桂花、薔薇、木香花といった花や果物の香りをつけたものまであります。
南中国ではお茶として出来上がったものに、飲む直前に乾燥した花を加えて楽しみます。
北方では茶葉の再加工時に花を加え、製品化するケースが多い
ようです。その場合、花を香り付けにだけ用いて取り除く加工法と、花をお茶の中に残したままにしておく二通りがありますが、近年は花の形をも楽しむ人が増えたのか、後者に人気があるようです。
中国茶では緑茶や紅茶を、台湾では包種茶をベースに作られることが多いようです。
花自体に薬効があるものや、精神を安定させる効果のあるものが多いので、花茶は香りを楽しむだけでなく、健康にもよいお茶と言えるでしょう。 |
|
○茉莉花茶(緑茶) |
花茶の代表。欧米の物に比べると香りが強く感じられるかもわかりませんが、中華料理、特に飲茶との相性は良いです。 |
○桂花茶(緑茶) |
金木犀の花弁で香り付けをしたお茶。ほのかな香りと甘味が上品なお茶で、アロマテラピーに最適です。 |
○薔薇茶(紅茶) |
香りが高く、赤い花弁が見た目にも楽しめるお茶です。
苦味が少ないので、ストレートティーとして女性に好まれます。 |
○茘枝茶(紅茶) |
楊貴妃が好んで食したと言われる茘枝。果実にビタミンCが含まれ、美白作用があります。
ほんのりとした甘味はストレスの解消にもなります。 |
|
|
最近では大手デパートに、これらを楽しむための茶器が売られており、中には特設のコーナーまで出来ているほどです。 |
|
盛華亭の20周年イベントの期間中にご来店のお客さまには、
粗品といたしまして『鉄観音」、「茉莉花茶」のいずれかを差し上げる予定です。 |
|
☆これらの中国茶を、是非一度お試し下さい! |
|
▲このページのTOPへ |
戻る |
|