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NO.2 2001/08/03
「中国酒について」 |
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中国酒の歴史は古く、紀元前二十二世紀までさかのぼります。
当時の文化の出土品の中に、高脚杯や小壷をはじめ、醸造用具があったといわれ、簡単には語りつくせません。 |
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おおまかに中国酒を分類してみますと、 |
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●白酒 |
マオタイ酒、汾酒などの蒸留酒。 |
●黄酒 |
紹興酒などの醗酵酒。 |
●葡萄酒、果実酒 |
果実から醸した酒。 |
●露酒(薬酒) |
酒に陳果、奇花、香料、薬材などを配入した酒。 |
●ビール |
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※左から貴州マオタイ酒、青島ビール、葡萄酒苑、桂花陳酒、長城ワイン。 |
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黄酒 |
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紹興酒に代表される黄酒は、中国の特産で世界で最も古い酒の一つです。
原料は糯米、黍米などの穀物です。
各種糖分、アミノ酸等の作用により、独特の香り、コクと旨味のある甘味が特徴です。 |
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紹興酒 |
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紹興(浙江省)で作られる老酒のみを紹興酒と呼ぶことが出来ます。
醸造用に鑒湖の水を利用しています。
出来上がり時、酒度は約20度。
陶缸、陶壜の容器を用いて口を泥で封じ、後熟作用を進行させています。
そのため低い酒度のわりに、酒液中に含まれている各種栄養素(旨味成分)が破壊されずに長期間の貯蔵に耐え、古くなる程まろやかさを増すのです。中国では女児が誕生した時、記念に紹興酒を貯蔵し、結婚の時に蓋を開けるという習慣があるようです。
紹興酒にも種類があり、「陳年」とは3年以上熟成されたものをいい、「加飯」とは使用される米の量が多いものをさします。年0.5度ずつ度数が下がることを考えると、5年〜10年位が紹興酒のVSOP
と言えるでしょう。 |
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◎盛華亭では壷から直接酌み出す、「陳年紹興酒」を提供しております。 |
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※このほかにも各種中国酒を取り揃えております。 |
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